子ども大学くにたちとは

 子ども大学くにたちは、“Think Nationally, Act Locally”の考えにもとづき、国立市で小学4・5・6年生の子どもたちにむけて、SDGsをカリキュラムにすえた授業を実施し、SDGsの普及活動をおこなっています。また、「SDGs全国子どもポスターコンクール」を共催しています。

─ 子ども大学の由来

世界的イラストレーターのの黒田征太郎さんが子ども大学くにたちのロゴ・校章を制作してくださいました

 子ども大学が世界ではじめて誕生したのはドイツのチュービンゲン大学で、2002年のことでした。ドイツでは、誕生以来、子どもたちの間で爆発的な人気となり、わずか6年で国じゅうに広まりました。その後、ヨーロッパ各都市に100校近い子ども大学が開校されました。日本でも2008年12月に埼玉県川越市に誕生。その後埼玉県内では50以上、その他東北地方や愛知県、和歌山県にも誕生しました。「子ども大学くにたち」は東京都で初めての開校。SDGsをカリキュラムにした子ども大学としては日本初です。

─ 子ども大学の意義

 子どもたちの知性というのは、10歳前後から急速に発達すると考えられています。この年齢の子どもたちは、頻繁に「なぜ?」「どうして?」という質問を発します。なかには、人生や自然や社会現象など、あらゆることで、本質に迫る鋭い疑問も少なくありません。ところが、そうした疑問に対し、大人は適切に答えられないこともあります。そこで必要となるのが、その道の専門家による解説です。子ども大学は、そうした疑問に、大学教授や専門家が、豊富な専門知識によってきちんと解説するというものです。

子ども大学くにたちの授業では鋭い質問がいくつも出てきました

─ 2020年度のCUKuの活動

「子ども大学くにたちSDGs図書館」を旧国立駅舎でおこなった様子。SDGs折り紙「G’s(じーず)くん」は小さいお子さんからも人気です。

SDGs全国子どもポスターコンクール」の開催、『G’sくんといっしょにSDGs』『SDGsのきほん 未来のための17個の目標』などの教材開発、「子ども大学くにたちSDGs図書館」などの企画展示、また「子ども大学だざいふ・ふくおか」の立ち上げなど子ども大学を広める運動もおこないました。

2019年11月と12月には、一橋大学と東京女子体育大学でプレ開校をおこないました。

組織概要

名称特定非営利活動法人 子ども大学くにたち
事務局〒186-0001 東京都国立市北1-7-23
設立年度発起人会にて設立 2019年3月1日
特定非営利活動法人内閣府認証取得 2019年6月27日
役員学長:片岡 輝(児童文学者、元東京家政大学学長)
理事長:稲葉茂勝(今人舎代表取締役会長)
理事:浅子和美(一橋大学名誉教授)
理事:神林照道(私立国立学園小学校元校長)
理事:内藤哲文(国立市商工会会長)
理事:大島克己(元東京都教育委員会指導主事)
理事:髙橋利一(社会福祉法人至誠学舎顧問)
理事:きむらゆういち(絵本作家)
理事:保坂直紀(東京大学教授)
理事:有馬佑介(桐朋学園小学校教諭)
理事:山田まゆみ(東京女子体育大学教授)
理事:杉田啓三(ミネルヴァ書房代表取締役社長)
理事:岩崎弘明(岩崎書店代表取締役会長)
理事:千葉 均(株式会社ポプラ社代表取締役社長)
理事:山浦真一(あすなろ書房代表取締役社長)
理事:木村美幸(フレーベル館取締役)
理事:奥山隆之(弁護士、山根法律総合事務所所長)
理事:中嶋舞子(今人舎共同代表)
理事:渡邉 優(防衛大学校教授、元在キューバ大使)
監事:原田伸幸(税理士、原田税務会計事務所所長)
事業・子ども大学くにたちの授業の企画、運営
・子ども大学に関する書籍等の企画、制作
・SDGs全国子どもポスターコンクールの運営
・子ども大学の全国普及活動
関連団体SDGs子ども大学運動実行委員会
SDGs全国子どもポスターコンクール実行委員会
定款定款(PDF)

2020年活動報告

2020年活動報告資料